酒井隆司 生活の道具

良質の労働が良質の社会を形成する。信州松本で家具と生活用具を作っています。

卓袱台 おこし


SIGMA DP2


何日か前に仕事場の福寿草がまだ蕾でしたが顔を出し今日は少し咲きかけていました。
そして蕗の薹も発見!春、近しですね。


仕事の方はここのところずっと卓袱台の注文が続いていて、これは『おこし』とか『はね』『はね板』と
呼んでいる、脚を立てた時に固定する部材です。
回転させるため両端は丸くなければいけません。


まだこれから加工が続きますがこの部分は削り出して作っています。
手前の状態まで穴の径より少し大きな正方形に昇降盤で加工します。
次に切り出しで削っていきます。初めの頃は切り出しだけで丸くしていましたが
今はこの方法を思いつき四角形から八角そしてもう少し削った後で
あらかじめ木片にあけておいた8m/mの穴にぐりぐりします。
そうすると簡単にきれいに丸くなります。