酒井隆司 生活の道具

良質の労働が良質の社会を形成する。信州松本で家具と生活用具を作っています。

日本のおかず

3年程前に図書館で何気なく借りた和食の本。
その中で一つだけ作ってみたのがこれ、筑前煮。その時の写真です。
初めて作りましたがとても美味しかったです。
美味しさもそうですが印象に残ったのはこの調理法。
煮物というとおだしで焚くと思われがちですが
お肉と野菜を一緒に焚くものにおだしは必要ありません。
とありました。ついつい和食にはなんでもかんでもだしや旨味調味料をいれがちです。



筑前煮 SD15


それでひさしぶりにこの本を借りに行くといつもない。
というか本のタイトルが思い出せない。いつもないので借りられているというよりは
書庫に行ってしまった可能性もあり、どうしたものか・・・
それでAmazonで和食で検索すると2ページめくらいでしたか見覚えのある表表紙があり。あっ!これだ。
タイトルの日本のおかずという本でした。
あらためて図書館で借りて次に作ったのがこれ海老の吉野煮というものです。
これは昆布とかつおでだしをとりますが、とりかたもこの調理法も簡単です。


あらためて料理ってちゃんとすればちゃんと応えてくれるんだなぁと思った次第です。
ちょっと大袈裟かもしれませんがお店の味。誰かに作ってもらったような、まさにご馳走をいただく感じ。



海老の吉野煮   SD15 MACRO70/1:2.8


瓶に入っているのは昆布だしですが、これはだしを使わず水と砂糖と濃口醤油のみ。
ただ熱湯で油抜きせずに油の旨味を利用するとなっています。
そういえば昔、母親がレタスだけのサラダに普通なら例えばオイル&ビネガーのところを
サラダオイルと醤油だけ。でもこれがぐっと美味しさがまして美味かったです。
まぁ摂り過ぎはよくないですが。


ちょっとしたことで身近な食材がご馳走になりますね。
料理の本が一冊増えました?!



お揚げの甘煮   K100D FLEKTOGON 1:2.4/35mm