死んだ男の残したものは
最近ラジオ番組の中で反戦歌を特集していて
その中で聴いた『死んだ男の残したものは』
これは僕が中学の3年の頃、高石友也が唄っていました。
45年くらい前になりますか。
谷川俊太郎、武満徹の作品ということはその当時知って覚えていましたが
歌詞は最後まで覚えていないというのか知りませんでした。
で、今回その番組でフルコーラス、石川セリでかかりました。
死んだ男の残したものは ひとりの妻とひとりの子ども
他には何も残さなかった 墓石ひとつ残さなかった
死んだ女の残したものは しおれた花と一人の子ども
他には何も残さなかった 着もの一枚残さなかった
死んだ子どもの残したものは ねじれた脚と乾いた涙
他には何も残さなかった 思い出ひとつ残さなかった
死んだ兵士の残したものは こわれた銃とゆがんだ地球
他には何も残せなかった 平和ひとつ残せなかった
死んだ彼らの残したものは 生きてるわたし生きてるあなた
他には誰も残っていない 他には誰も残っていない
死んだ歴史の残したものは 輝く今日とまた来る明日
他には何も残っていない 他には何も残っていない
兵士の辺りまではなんとなく覚えていたんですが
5番を聴いて目頭が熱くなり6番で泣けました。
死んだということは殺されたということで戦争をすることは人を殺すことです。
死んだ彼らが残したものは僕でありあなたということですよね。