酒井隆司 生活の道具

良質の労働が良質の社会を形成する。信州松本で家具と生活用具を作っています。

崖っぷちの木地屋


先日、図書館で指し手の顔を借りに行った時、館長さんから薦められ
一緒に借りて来て読みました。
村地忠太郎さん。知りませんでした。今年92才。現役の曲げ物師。木地屋
馴染みのあるものでは曲げわっぱがありますね。
僕もヘギではありませんが使ってます。
丸太を所定の長さに玉切り。
それを縦に放射状に割る。みかん割。
更にそれを2、3m/mに割る。これをへぐといい、できたものがヘギ板。
市販の殆どの物は機械で薄くスライスしてあると思いますが
へいである物の方が理には、かなっています。
飄々として瑞々しく、しなやかでとても清々しい。
本書からはそんな人物像が伝わりました。

http://www.nhk.or.jp/nagano/teshigoto/090305.html