酒井隆司 生活の道具

良質の労働が良質の社会を形成する。信州松本で家具と生活用具を作っています。

フィルムの魅力


Nikon FM NIKKOR-S・C 50mm 1:1.4 15年程、昔の写真です。


去年はD.一眼元年(正確には一昨年の暮れから)
今年は何を撮るのか、なんて思っていましたが気がつけばフィルムに興味津々。


フィルムの魅力とは?
一つには生々しさがあります。
デジタルは撮像素子と呼ばれる感光部が光を電気信号に変えて処理していく、
カメラとはいえコンピューターといってもいいんでしょうね。(詳しくありません。ˆLˆ:)、
それに対してフィルムはフィルム面に施された薬品(でいいんでしょうか?)と光が化学反応する。
そして現像にしてもいくつかの薬品と反応させながら像を浮かび上がらせる。
その一連の工程がイメージの中と実際に自分で現像すれば、それは生々しいかなと思う訳です。


デジタルも好きです。
その抜群の綺麗さは、目を見張るものがあります。でもそれ以上でも以下でもないというのか。
そんな風にも最近感じます。
これは作品性云々ではなく描写の話ですが。
しかしバンバンと撮れるのは気楽で楽しいものです。


フィルムはその点、人肌感覚とでもいうんでしょうか、またまた楽しくなってきちゃいました。
お金が少しかかってしまうのが難点ですが。