酒井隆司 生活の道具

良質の労働が良質の社会を形成する。信州松本で家具と生活用具を作っています。

読書の楽しみ


読書の楽しみを語るほどの読書家ではありませんが何かしら図書館から借りてくる本はいつも手元にあります。
以前は新聞の書評やTVの週刊ブックレビューなどで読みたい本を見つけてましたが
今はそれもなく、まぁAmazonで物色したりはしますが図書館の書棚から適当に引き出して借りてくるというパターンが最近多いです。


ここ何年かはミステリー、概ね北欧ものが多いのですが
もちろん、すべてが面白いわけではなくハズレもあります。
でも面白いものに出くわすとワクワクします。
ストーリーもさることながらその作家に巡り会えたことにもです。
世の中の評判とは無縁の中で読み始める、探し当てたということですからね。


僕にとっていい本とは一字一句が自然に溶け込んでくるということでしょうか。
面白い本は最初から最後まで面白いです。
例えばダフネ・デュ・モーリアの『レベッカ』は後半目が離せなくなり一気に加速しますが
でもそれまでの緩やかなディテールというのか細かなエピソードも
退屈することなく読めます。もう30年くらい前に読んだ本ですが。


今、北欧ミステリーのお気に入りは上の写真の犯罪心理捜査官セバスチャン、
アーナルデュル・インドリダソンのシリーズ、
それにお待ちかねユッシ・エーズラ・オールソンの新作『特捜部Q 自撮りする女たち』!
御三家になりますかね。
それとミレニアムの新作も出ました。生みの親のスティーグ・ラーソンは亡くなり
4作目からは別の作家が書いていますがこちらも楽しみです。