酒井隆司 生活の道具

良質の労働が良質の社会を形成する。信州松本で家具と生活用具を作っています。

T シャツ 濡らす ウェアラブル・エアー・コンディショナー!?


K100D JUPITER-9


文字通りのそのまま究極のナチュラルクーラーです。
2011年の夏から始めています。以来快適・・・とまではいかなくても
汗をほとんどかかない、エアコンはもともとありませんが扇風機もほとんど使いません。
Tシャツというか上着を胸まで水で濡らして絞って着るだけです。
全部濡らすとお腹をこわします。


仕事場は朝行くと24〜26℃ほど。午後は30℃からちょっと超えるくらい。
夕方自宅に戻ると室温は32〜34℃くらいでしょうか。
もちろんそれまでは信州とはいえ汗でじっとり、お風呂(シャワー)毎日、水はがぶがぶ、食欲減退、等々。
それがいまはほとんど皆無。
扇風機も回さないなんて信じられませんよね。


もちろん仕事で鉋掛けをしたり力のいる仕事などでは汗は出ますし
日曜日に街に出かけて行く時は濡らさずに行くので、おぉこれが夏だ!とうれしく夏を実感します。
家に戻り冷えたビールは最高に美味いです。


しかし友人等に話をしてもいまだ実行している人はいないようです。
でもネットで検索するとやっている人もいますね。
まぁそれはいいんですが、でも何故かなって。
科学的には殆どの人が理解しています。
冷蔵庫にしてもクーラーにしても気化熱が原理になっていると。
気化する時に熱を奪う。打ち水も然り。それなのに?


エアコンの効いた快適な空間があるとかそれに様々なケースによって
または男性、女性の違い等々、いつでも誰もができる訳ではありません。
それと濡れたものを肌に密着させることへの抵抗。これも大きいかもしれません。
でもそれは思い込みです。


最初は冷やっとします。これは気持ちいいのか気持ち悪いのか微妙な瞬間です。
暑いので冷たく感じるのはいいはずなんですがね。
でも1分も経たないうちに違和感はなくなります。
で、気化が始まり徐々に体温を奪って行くのでそれまでの暑さを感じなくなる訳です。
部屋の温度を下げるのではなく、ただ体の表面の温度を下げるだけです。


それともうひとつ。じとじと、べたべたの原因は汗です。
塩分や脂肪分などの体液。
発汗そのものが気化することによって体温調節をしている訳ですが
水は乾けば、肌もそして濡らしたTシャツもさらさらしています。
頭もタオルや帽子、もちろん濡らします。冬にウールの帽子をかぶる、その反対ですね。
かなりいいこと尽くめだと思うんですけどね〜