写真と作画
DP2+クローズアップレンズ
シグマのカタログの中で知った作画という言葉。
それまでは写真と作画という言葉は結びついていなかったような気がします。
現実がいかに映っているか。
奇跡的な瞬間。ドラマチックな瞬間。感動の瞬間。
和気あいあいとしたスナップ。記録。思い出・・・
でも去年の暮れから写真に、はまり出し、ひとつ気づいたことは
写真は現実を切り取りながらもその瞬間から現実ではないのではないかということです。
当然といえば当然であり同時に現実以外の物は映せない。
二律背反?
カメラという装置。レンズの特性。フィルム、センサーの個性。
それらが捉えた様々な光やボケ、その色味・・・
流し撮りや長時間露光・・・
作画、作例って言葉があるように
写真はまさに作為的な行為かなと。
フィルムであろうがデジタルであろうが人が手を加えない写真はないですね。
たとえ撮ったそのままであっても
すでにカメラ内で手が加えられフィルムでも現像液、現像する人の感性etc・・・
とくにシグマのカメラのときはその印象を強く持ちます。