酒井隆司 生活の道具

良質の労働が良質の社会を形成する。信州松本で家具と生活用具を作っています。

福島原発事故

一昨日でしたか菅総理は今後の原発計画は撤回も含めて白紙に
戻す(でしたっけ?)、で昨日はそこまでするのかというくらいの
危機管理意識、考えられる全ての事態に対応出来る体制を築いて行く
みたいなこと記者会見でいってました。
今日は東電が計画通り福島原発の増設を法律に基づいて関係機関に提出。
福島県知事でしたか(?)県民感情を逆なでしているとのコメント
どうなるかはわかりませんが。


このニュースを聞いてふと伊坂幸太郎の『モダンタイムス』に出て来た
システムの話を思い出しました。といってもちらっと出て来る話で
小説自体は滅茶苦茶面白い。
要するに国のリーダー、会社のトップであろうと個人の思いがどうであれ
システムを維持して行く歯車なのかなと。


ちょっと脱線。映画『チャイナシンドローム』の原発技師はそのシステムから
抜けて苦悩する孤独な戦いを選択しました。
演じたジャック・レモンの名演振りは今でも忘れられません。



脱原発を口にするのは簡単です。
脱原発を選択すれば今の経済システムは崩れるんでしょうね。
不自由、貧乏の許容度は想像の範囲?
でもGNP3位の日本の幸福度はある調査によれば先進国の中ではかなり下位。
トップはデンマーク。ちなみに原発は無しとか。


何が人を原発賛成、反対に分けているんでしょう?