酒井隆司 生活の道具

良質の労働が良質の社会を形成する。信州松本で家具と生活用具を作っています。

蜜蝋オイル/蜜蝋ワックス

以前、ミツバチをお引き寄せるのに巣箱に蜜蝋を塗るというのを教わりその人から
蜜蝋を分けてもらいました。そのままこすりつければいいものを、わざわざ湯せんして
刷毛塗りしようとして散々なめにあいました。すぐ固まってしまい刷毛にこびり付いた
蜜蝋はどうしてもとれずその付着性、撥水性には驚かされました。

その後木工仲間の友人に蜜蝋3%を揮発性オイルで湯せんするという話を聞いて
やってみたのが上の画像です。
さすがに3%ですから何回も塗り重ねないと蜜蝋の成分は残らないと思いますが・・・


それとは別に以前、荏油と蜜蝋1:1(だったか?)で湯せんしたことがあり、
それがこれです。
温度が上がっている時は液状ですが冷めると固形状のワックスになります。

今回は上記のオイルを3〜4回滲み込ませた後ワックスを摺り込みました。
3、4回程度の3%蜜蝋オイルではあまり意味がないかもしれませんが仕上がりは、
なかなか良いように思います。





ワックスは手に取って直接、木に摺り込んでいきますが手の温度でちょうど良い具合
によく伸びますね。
それに作業終了後は手も乾いた布で拭きますが
これがまた意外にサラサラ&しっとり(?)して良い感じ!?