酒井隆司 生活の道具

良質の労働が良質の社会を形成する。信州松本で家具と生活用具を作っています。

湖の男/アーナルデュル・インドリダソン

待ちわびていたA・インドリダソンの新作、やっと出ましたね。 とは言っても本国、アイスランドでは2004年に発行され、去年は最新作の15作目が出ているようです。 日本では3作目の『湿地』から、この『湖の男』まで計4作が読めます。 お気に入りの作家で…

犯罪心理捜査官セバスチャン

左の上巻の表紙がセバスチャンとすれば下巻の表紙はウルスラとヴァニヤでしょうね。 いやぁ〜面白かった。 愉快で思わず声が出ること度々。でもシリアスでミステリー、サスペンス度も充分に味わえます。 登場人物たちの事情、様子を描きながら事件が展開して…

旅の終わりの音楽/エリック・フォスネス・ハンセン

映画『タイタニック』はもうずいぶん前に観ましたが印象に残っているのは 最期まで演奏を続けていた楽団員たちのシーンです。 先日、図書館で何気なく手にしたこの本、何とその楽団員たちの物語。 手にとってそれを知った時はちょっと不思議な感じがしました…

ブルックリン/コルム・トビーン

読みました。『ブルックリン』予想した通りよかったです。 当然、映画を観た後なので役者たちが再登場。 文章と映像がカラーで重なります。 故郷に戻ってから二人の男性の間で揺れ動く主人公のアイリーシュ。 本ではその時、つまりジムというお金持ちで少し…

出口のない農場 / サイモン・ベケット

本の方は北欧もの、ミステリーでないものも何冊か読んで今は欧米の作家のものを読んでいます。 ルース・レンデルも初めてでしたが面白く3冊読みその後に図書館で手にした『出口のない農場』 サイモン・ベケットはお気に入りの作家になりました。 続いてシリ…

狼の王子/クリスチャン・モルク

DP2 相変わらず北欧ミステリー読んでます。 思えば去年の夏に読んだ『緑衣の女』以来ずっと。 北欧ミステリーの作家としては7人目くらいでしょうか。 それまで読んできたものもどれも面白かったですが これはそれらとは一線を画しているといった感じ。 物語…

ユッシ・エーズラ・オールスン アーナルデュル・インドリダソン

DP2 7月にも書いたこのデンマークとアイスランドの作家。 やっと名前もいえるようになりましたがこの間、計8冊先日読み終えました。 オールスンの方は次回まで新作待ちとなりますがインドリダソンの方はすでに11冊が刊行されています。 日本では『声』が…

緑衣の女 特捜部Q/檻の中の女

DP1S という本をたて続けに読みました。 いや〜面白かった〜 どちらも北欧の小説で、警察ものというのかミステリーです。 緑衣の女は所謂DVを扱っていて非常に辛い内容で、同時に読んでいて現実に 起きていることを思うとこれまた・・・ でもこの小説はハッ…